丁寧な大騒ぎ

想いが今 クリアになっていく

この愛の配合比率は企業秘です貴方が知ったら爆発します

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世界的大ヒット映画『アメリ』(デジタルリマスター版)をこの歳になって初めて観ました。かわいらしいお顔立ち、お洋服、食器に小物に住まい、街並み、カフェ、……にうっとりし、主人公アメリちゃんの自由な行動の数々にハラハラしたりワクワクしたりあれこれ考えたり。

演出の意図はつかめないところが多かったので深入りはせず、「なんとなく楽しい、世界観がステキ、で充分かも!」の気持ちでした。観劇では頭をフル回転させることが多いので、このなんとなくというのはわたしにとってちょっとした挑戦のようなものでした。

「知らない人のただの雑談でもいいからフランス語をずっと聴いていたい」と思うわたしにとってフランス映画を映画館で(それも夜に!)観ることはなんだか特別な体験でした。フランス語は大学1年の初修外国語の授業で1年勉強しただけなので、知識はもうほとんど残っていません。それでも街中でフランス語が聞こえてくると嬉しくなります。

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アメリ』のなかで、アメリちゃんが働くカフェ「ドゥ・ムーラン」の女主人であるマダム・シュザンヌがこんなセリフを言うシーンがあります。

「この商売を30年もやると分かるのよ。ひとめぼれにもレシピがあるのよ」

(この後に続くセリフはネタバレを含むので、引用はここまでとします)

 

びっくりしました。だって、ひとめぼれは運命だと思っていたから。「ひとめぼれは運命なのか」を検索エンジンに打ち込んだら、チャット機能が「ひとめぼれが運命の恋かどうかは、人それぞれです。一目惚れをした相手が運命の人であるかどうかは、時間が経ってからわかることもあります」と回答してきて、ちょっと興醒めしました(笑)

 

さて、わたしはマダムのいうレシピで料理をしたことがないのですが、30年近く生きてきてわかることもあります。ひとめぼれで始まろうとそうでなかろうと、好きを積み重ねることでオリジナルのレシピができて、それはどんなにきれいにメモをとっておいたとしてもその作り手にしか読み取れなくて、仮にそのレシピのとおりに誰かが作ろうとしても誰もが同じく作れるとは限らないということ。指紋認証なんのその、AIに負けることなんてないのです。

 

 

ちょっとだけわたしのレシピを紹介します。

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(これはわたしが作ったわけではなく、すみません『ミナト町純情オセロ』の観劇前にいただいたラザニアです。とてもおいしかった!)

 

ジャニーズJr.のバラエティ番組でも寺西くんの姿(チャ~)は見ていたし、生で見たこともあったけれど(Jr.祭り2017@さいたまスーパーアリーナで無所Jr.が披露したキスマイの『Hair』はもう記憶がおぼろげです。相当ヤバかったので連番した友人が溶けていました)、やっぱりなんといっても寺西くんの歌声を知れたのが大きかったな。

ものすごい気軽~~~な気持ちで申し込んだ舞台が、およそ1ヶ月半後に迫るころにゲスト出演したA.B.C-Zのラジオ。そこで寺西くんが『Vanilla』を歌ってくれたのが確実にわたしのターニングポイントです。甘く柔らかい歌声に酔いしれ、そしてそれはそのあとの舞台でも発揮されて。今でもわたしは『デイ・ドリーム・ビリーバー』を聞くとうるうるしそうになります。ずっと夢見させてくれてありがとう。一時期はセブンで曲がかかっているものだから行くたびに泣きそうになっていたなあ。

 

それ以降、過去の写真や動画を探したり周りに見せてもらったりSHOCK(SHOCK無しに寺西くんを語れない)に行ったりしてものすごいスピードで落ちていったわけなのですが、当時の担当と掛け持ちをすることを決意したのは寺西くんのお誕生日を祝ってほこほこした大晦日の夜、カウコンでした。好きが爆発したのを覚えています。

 

カウコンできらっきら踊る寺西くんを見たらアイドルしている寺西くんもいいなって強く感じました。元々わたしは「担当と名乗ることが嬉しくなるような人を担当と呼ぼう」と思っていて、これはもう満たしているなって。(ふたりの)どちらかを捨てたりどちらかを補強したりするためにすきになったわけではないし、100-100ですきを叫んでいたい。

ふたりの未来を見ていたいと思うし、うちわも持ってみたいなって思うし、わがままだけど欲張りだけどこれでいいかなって!掛け持ちって、同じ大きさの箱があってその上にわたしが両足をかけて立っているイメージなんです。ときどきは片方に寄り掛かるかもしれないけど、どっちも大切にしたいです。

(当時の記録より引用。調整済。インタビューを受けている人みたいな口調でおもしろいし、わたしが言いそうなことを言っていて笑いました)

 

たとえば各地域限定写真が発売されたとき(屋良くんと共にジャニショ行脚をしていた2018年)。たとえば事務所内交流をうかがえたとき(社食いいなあ~とか、ふうまろ舞台に観に来てくれてありがとうね~とか)。たとえばIsland TVで弾き語り動画を上げてくれたとき(Jr.卒業前最後の動画が『君が思い出す僕は 君を愛しているだろうか』だったのは本当に……本当に最高でした)。そういうときにジャニーズのアイドルだなあと思います。寺西くんは事務所に行くことを「出勤する」と言うタイプなわけだけど。

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それこそうちわを持ってペンライトを振ってバックだろうとメインだろうと寺西くんを目当てにコンサートに行くことを「アイドルとしての寺西くんを応援すること」と定義するのなら、それはできていません。そういう機会があるのならもちろん体験してみたいけれど、それがすべてではないのです。

 

でもね、いや「でもね」という接続詞はちょっと失礼かな。舞台班の道へがっつり進んだ寺西くんを応援できることは、本当に本当に楽しい!舞台の上で寺西くんじゃない寺西くんが見れるのは、本当に本当に面白い!寺西くんの努力と才能が運んできた数々の活躍は、信じられないほどの幸せをわたしに与え続けてくれています。だって寺西くんは舞台で輝く人だから。

SHOCKはもちろん好きだけれど、ジャニーズ作品ではない外部の舞台で帝劇に立てたときとか(『マイ・フェア・レディ』のフレディはずっとずっと愛おしい)、これでもかこれでもかとダンスを見せてくれるタイプのミュージカルだったり(『CIRCUSシリーズ』と今年の『The Agent』)、これでもかこれでもかと美声を聞かせてくれるミュージカルだったり(テレビで『ロジャース/ハート』の楽曲披露があったのも嬉しかった~~!)。二人芝居もやったね。矢田さんも林くんもありがとう。そして今年は劇団☆新感線さんの作品に出演したことも大きかったなあ。

 

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(大好きな帝国劇場。帝劇はこの角度から撮るといいよ、って日比谷に住んでる友人が教えてくれました)

 

この愛は薬ではないので混ぜても大丈夫です。一度に幾ら摂取しても死にません、死にかけることはありますが生き返ります。レシピの重要なところは配合順です。調合に数年かかります。配合比は秘密です。ちょっとだけ公開すると上述の作品は比率が高いです。

 

 

寺西くんを見て、大好きだなあって再確認する瞬間がたまらなく好きです。もうそろっと恋は終わって愛でいいのに。数年前よりはきっと落ち着いて暮らせているのに(今わたしは足元に掛け持ちの箱を3つも置いている状態なのです。どうやってバランスよく立つのかというと、右足左足お尻、で座ればいいのです)。何度も何度も恋をするような感覚になる度に、わたしと寺西くんの間にわたしだけが感じ取れる濃度の濃すぎる空気が流れていることを悟り、わたしはそこに身を委ねることの悦びを知っています。言ったじゃん、好きの度合いはわたしが負けないって!大好きって言ってるじゃん!びっくりしないでいいよ、びっくりさせてごめんね、大好きだよ。

 

寺西くんの好きなところについて、2020年と2021年のお誕生日にここに書いたのだけれど、本当に何も変わっていないのでびっくりします。2022年はそれを理由にブログをスキップしたくらいです。

handakuten-no-ha.hatenablog.com

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寺西拓人くん、29歳のお誕生日おめでとう。29歳だからお肉を食べまくろう、などと思うかもしれませんが、29歳はそんなにお肉を食べられなくなっていると思います。なので今年も牡蠣に狂っていいからね~~~!完全に食べすぎだとは思うけれど、牡蠣を食べることが許される期間が時折あるのだということに安心させてもらえているし、体調を崩していないことを知れるのも助かるので、引き続き「牡蠣食べたい!」「牡蠣食べた!」などと報告していただけると嬉しいです。

 

 

わたしの好きなてらにっし2023

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(本記事最初の写真内に挿入してある画像は、わたしの「てらにっしの感想ノート」を撮影したものです)