丁寧な大騒ぎ

想いが今 クリアになっていく

ときめきを止めないで

わたしには「推し活ソング」がない。推しながら思い出す「舞台で歌っていた大好きなあの歌」はたくさんあるけれど、推しながらわたしにぴったりだなあなどと思い浮かべるような歌はない。

 

 

……と思っていたのですが、

3月頃に出会ってすぐお気に入りになって、ふとしたときに口ずさんだり思い出したりするある歌の歌詞をよくよく見たとき、

「待てよ!?これがいわゆるわたしの推し活ソングになるのでは...…!?」

と先日ようやく気づいたので、ブログを書いてみます。

 

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BOYS END SWING GIRL(ボーイズ エンド スイング ガール)『Magic』という曲です。わたしにとってははじめましてのバンドです!ボイエンと略すらしい。

www.besg.jp

(ところでホーム画面というかトップ画面というか、開いてすぐのお写真の左端の方、はぎみゅを足しで2で割ったようなお顔をしてらっしゃらない?)

 

 

たったひとつだけ覚えている 君にかけられた恋の魔法

いつまでも覚めないで 夢でもいいから

恋は押せ押せと 聞いてたけど

いざ尋常!てにゃ いかないもの?

ときめきを止めないで 夢でもいいから

 

これは1番のサビ。最初の2行は曲の入りでも歌われています。

 

「たったひとつだけ覚えている」というのはなかなか難しくって、そしてだいぶ思い切っているなと思いますが、言い切れるところがすきです。今の「好き」は過去の何かを必ず経ているのだから、封印しない限り過去の「好き」も覚えているものです。素敵だなと思う人は何人もいるけれど、わたしは自分で思っているよりもわりと掛け持ちをするのが下手で(数ヶ月経つと綻びが出てくる...…笑)いま自担と呼べるのは一人なのですが、自身のその経緯は後悔はしていません。あれ、話がそれた。

 

「かけられた恋の魔法」、ちゃんと覚えているよって話をしたかった!ああ好きだ~~~~抗えない~~~~となったあのとき、あの声、あの演技、あの踊り方、あの笑顔。全部魔法みたいなものです。

 

「いつまでも覚めないで 夢でもいいから」と願うのは自分を信用してないみたいだけれど、いつか覚めてしまうことがあるかもしれないことは把握しておく必要があると思っているのよね。今は夢みたいなもの。でもその夢を忘れたくないから、わたしは恋の魔法がかけられたときのことを意図的に何度も思い出します。何度も舐めた甘美な夢の味が薄れていないことに安堵しながら。

好きな人がいるってことは、運とセンスに恵まれたんだなといつも思います。恋。ちなみに愛だったら、相手もセンスがあるんだねって笑いあいたいところです(……わたしは寝言を寝て言えないタイプ!)。

 

この「恋は押せ押せと聞いてたけど」という歌詞こそが、わたしを掴んで離さなかった罪深い歌詞。このフレーズを聞いたとき、びびび!っときて、この曲好きだ!と確信しました。基本的にメロディーや歌声を好きになってからようやく歌詞に意識を向けることができるタイプので、こういう運命みたいな出会いは大切にしています。

 

「ときめきを止めないで」は言わずもがなです。ず~っとときめいていたい。すき。何度でも新鮮に恋に落ちてふわふわしていたい。心が高鳴るって物理的にも感じられる瞬間、ありますよね?こう、胸のところでスゥーーーって伸縮可能なふわふわ物体が駆け巡るかんじです。トトトトットコトコッスゥスゥスゥってなります。ときめきという言葉が大好き。

 

 

たったひとつだけ覚えている 君にかけられた恋の魔法

とびきりの愛情は おひとり一点まで!

僕はいつまでもどこにいても

かかり続けるよ 君の魔法

だからいま そばにいて 

 

こちらは2番のサビ。「とびきりの愛情は おひとり一点まで!」と、ここで上述した自担云々問題に戻ります。愛情は限定されていないけど、"とびきりの"愛情は一点まで!注ぎ口がきっとひとつしかないのでしょう。それか、とびきりの愛情はとっても大きいかとっても重いかで持ち運びが難しくって、だから一点までしか扱えないのかもしれないなあ(わたしは肩と背中に、なんなら腰までかかるように自分に乗せて歩いています)。

「いつまでもどこにいてもかかり続けるよ君の魔法」!わかりますわかります。どの席で観劇することになっても、スマートフォン越しでも映画のスクリーン越しでもテレビ越しでも、程度に差はあるかもしれないけど魔法にかかりっぱなし。でもそれは実はわたしがその状況にいるということを選択しているのです。ちょっとくらい主導権握らせてほしい(笑)いつもわたしばっかり好きでくやしい(笑)

 

 

 

さて、歌詞咀嚼はこのへんにして……このブログを書いている途中で見つけた公式ブログの激やば好き好き案件があったので、もうすこしだけお付き合いください!

(注:以下の引用記事における文字の着色その他は、わたしの好みもとい興奮度合いを表しています)

【引用元】音楽ライター、三浦智文氏によるロングインタビュー①(https://ameblo.jp/besgofficial/

 

 

冨塚:うん、そこはすごく意識している部分で、間違った日本語は絶対に使わないようにしてる。特に、「ら抜き言葉」だけは使わないようにしてる。あと、「てにをは」はしっかりしたいっていうのがあるね。でも、「が」と「の」は逆でもいいなって思ってて。それは古典文学の影響なんだけど。

 

――とすると曲は、日本語の音のリズムではなくて、正しい日本語の上で言葉の持つリズムを使って作っているという感じですか?

 

冨塚:そうだね。そっちのほうがいいなとは思う。でも、メロディーがあって、そこに音のリズムに合わせて言葉をいじくることも好き。例えば、3文字のメロディーのところに、4文字の言葉を入れるとなったときに、どうやったらうまくメロディーにはまるかとか。(以下略)

 

――そういった曲作りの上で、ボイエンをCDやライブを聴いたとき感じたことが、歌詞を聴き取りやすいというところで。その辺の意識はありますか。

 

冨塚言葉の頭ははっきりと歌うようにしてる。それこそ、文節に区切るっていうのがあるけれど、その区切りの最初ははっきり歌うのを心がけてるかな。あとは、実のところ結局、歌詞なんて聴いてもらえないだろうっていう諦念が実は根底にあって。その前提の中で、とりあえず歌詞を聞いてもらおうという努力をするように歌うっていうのがあるね。

 

えっ...……すき...……...………!!!!!!!!!!大学では日本語日本文学専攻で塾講(国語)をされてた方がバンドのボーカルの道を選んだの!?うっっへえええええええすごい。

 

わたし、「ら抜き言葉」「い抜き言葉」を普段からなるべく使わないように意識しているのですが、わたし、短歌が好きなので音に合わせて文字を調整するのが好きなのですが、わたし、歌詞よりメロディー先行で好きな歌を見つける派なのですが~~~~~~~~~~~~~~~~~~!??!?!?!?!!!!!!っはあ。冨塚大地さん、お友達になってください(その前にわたしはライブ行きな)

 

今日のところはここまで。読んでくださってありがとうございました!

 

 

写真はわたしが寺西くんに転げ落ちるきっかけになった日のマチソワでいただいたおやつです。国際フォーラムのプロントには思い出が多い。