丁寧な大騒ぎ

想いが今 クリアになっていく

デジタル・デトックスをしよう(2.どこからスタートしよう?)

 こんにちは。前々回の記事からすこし日が空きましたが、続きを書きたいと思います。どうぞお付き合いください。

 

 そういえば、断捨離の話をしたのはこれが初めてではないということを、ほんのつい最近思い出しました。前に書いた記事を読み返しては「アレアレッ!?文章へたくそだなッ!?」となりがちなのですが、あまり考えていることが今と変わっていませんでした。ちょっとびっくり。ひさしぶりに読みたい方、なんだそれは読んだことないぞという方はこちらからどうぞ。

handakuten-no-ha.hatenablog.com

 

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 デジタル・デトックスをしようと思ったきっかけは『デジタル・ミニマリスト 本当に大切なことに集中する』(カル・ニューポート著)を読んだことでした。ゴールデンウイークも終わりに近づく5月5日の夕方、わたしは電車の中で読み終えたこの本に大衝撃を受けました。

小ワザだけに頼ってデジタル・ライフを根本的に改善するのは難しい。

厄介なのは、新しいテクノロジーをめぐる大きな問題は小さな変化では解決できないことだ。

 

 デジタルに囲まれているこの生活を脱することなど到底困難な現代において(だってわたしは今パソコンを使ってブログを書いているのだから!)わたしは本当にデジタル・デトックスをできるのだろうか……。液晶画面から離れるべきだというのはもう、自分がよくわかっているのです。一日中パソコンに向かう業務をこなし、通勤中や帰宅後もスマートフォンを触り、ときにはテレビも見る。一時期はテレビドラマを数本掛け持ちで毎週視聴していました。ひどいドライアイを目薬でなんとかかわしているこんな生活だって本当は望んでいない。小手先の努力じゃダメなんだと思わせられた文章でした。

 

 ブログの記事タイトルは「デジタル・デトックス」だけど、本当のところはその先の「デジタル・ミニマリズム」を見つめたい!

 だってかっこいいじゃないですか。スマートフォンに向き合う時間を減らせたら、きっちり自分をコントロールできる自立した人という感じがして。「スマートフォンを持ったらわたしはダメ人間になる」という自覚があったからこそ、どんなに不便でもどんなに周りから不思議がられても、大学卒業までスマートフォンを持たなかったのに。あの強い意志はいったいどこへいってしまったのだろう?いつも欲望は姿かたち、色を変えてはわたしを蝕む。そろそろ治療が必要な頃合いです。

 

 これは余談なのですが、わたしの将来の目標は時間に左右されない生活を送ることです。小学生か中学生の時に国語(もしかしたら道徳?)の教科書で読んだ、どこかのなんとかって民族は時計を持たないどころか時間の概念がないということに衝撃を受けました。それ以来ひそかにずっと憧れなのです……かっこいい……。せかせか生きたくない!

 

 

 さて、デジタル・ミニマリズムとは何でしょうか。筆者は次のように定義しています(突然の教科書調)。

自分が重きを置いていることがらにプラスになるか否かを基準に厳選した一握りのツールの最適化を図り、オンラインで費やす時間をそれだけに集中して、ほかのものは惜しまず手放すようなテクノロジー利用の哲学。

 この哲学を採用した人々を「デジタル・ミニマリスト」としています。デジタル・ミニマリスト費用対効果を常に意識し、小さなチャンス(例えばおもしろそうだからとりあえず使ってみよう!と思い新たなアプリを使うこと)を逃すことよりも、人生を充実させると確実にわかっている大きなことをないがしろにすることのほうを恐れるのだそうです。ふむ。

 

 そして筆者は30日間で集中的におこなうデジタル片付けの手法を紹介しています。内容はざっくり以下の3つ。

①30日間のリセット期間を定め、必ずしも必要ではないテクノロジーの使用を休止する。

②この30日間に、楽しくてやりがいのある活動・行動を探したり再発見したりする。

③休止期間が終わったら、休止していたテクノロジーを再導入する。それぞれにどのようなメリットがあるか、そのメリットを最大化するにはどのように利用すべきかを考える。

 

 

 わたしはまず初めに、スマートフォンの画面整理を行いました。以前、不要なアプリを削除したり画面上でまとめたりして(個人的には大がかりに行なったつもりでした)そこまで散らかっていないだろうと思ってはいたのですが、改めて。

[整理前]

・1画面目 14アイコン14アプリ

・2画面目 7アイコン31アプリ

・各画面共通ページ下部 4アイコン4アプリ

[整理後]

・1画面目 4アイコン4アプリ

・ページ下部 4アイコン4アプリ

 

 使っていないアプリはほぼなかったのですが、週に一度も使わないようなアプリやスクリーン上に常に表示されていなくても困らないアプリは画面上から削除しました。これらは使いたいときにだけ取り出す方式にしても差し支えないだろうアプリということです。

 

 読了後はアプリごと削除するつもりでしたが、怖気付いて(笑)まずは画面から消すことに。画面を最右にスワイプすると、全アプリがすぐ出てきますし、そこでは簡単に検索できるので便利です。とにかく画面をすっきりさせる!!!

 

 ほんとにすっきりしました……。これでスマートフォンを起動させても心が穏やかになれます。すごい。ちなみにわたしが残したのは「写真」「メモ」「Safari」「設定」といった当初から搭載されている機能のほか、睡眠アプリや植物図鑑のような使用頻度の高いアプリです。植物アプリは写真を撮ったらそれが何のお花であるか教えてくれます。おかげでてらにっしに載っているお花も判明したので寺西くんとの会話にも困りません。

 

 

 また、Twitterで「デジタル・デトックスをします」と宣言。宣言するためにTwitterを復活させて新しいアカウントを立ち上げたようなものです(Twitterを再開してもいいなと思ったひとつめの理由は前回の記事を参照ください)。……ちょっと長くなりすぎましたね。ここまで読んでくださってありがとうございます。上記以外の運用と、一番重要なその結果については次回以降にまた持ち越しです!では!

 

 

注)挿入写真は無料サイトからダウンロードしたフランスの写真です